私生活でも役立つFP(ファイナンシャルプランナー)試験。合格率やメリットをご紹介!

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FP(ファイナンシャルプランナー)は、お金に関するエキスパートとして活躍している職種です。

税金関係から投資、ローン、相続までありとあらゆるアドバイスを行い、改善案や最適案を導きます。

個人が目標とする人生設計図には必ず費用がかかってしまい、方法を間違えるとお金の使い方を間違えてしまうケースがあります。そんな長期的リスクを避けるためにもファイナンシャルプランナーの知識によって的確なライフプランを立てることが可能になります。

そんなFP(ファイナンシャルプランナー)の資格についての基本情報やメリットなどをご紹介していきます。

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FPとは?

FPは、顧客の将来の目標を達成させるための資金計画をアドバイスすることでライフスタイルをサポートしていく職種の一つです。

もちろん、顧客だけでなくファイナンスの専門家としての知識から個人のお金に関することもしっかりと対策できます。

FPの基本情報

FPは、FP協会またはぎんざい(金財)の2種類の受験方法があります。

これらの二つの違いについては下記に説明していますので、参考にしてください。

出題形式 3級:学科試験(マークシート式)実技試験(マークシート式)
2級:学科試験(マークシート式)実技試験(記述式)
1級:学科試験(基礎編:マークシート、応用編:筆記試験)実技試験(面接or筆記)
出題範囲 ライフプランニングと資金計画・リスク管理・金融資産運用・タックスプランニング・不動産・相続、事業継承
試験時間 3級:学科試験 120分・実技試験 60分
2級:学科試験 120分・実技試験 90分
1級:学科試験 300分(基礎編150分、応用編150分)
      実技試験 120分(日本FP協会120分、きんざい半日)
試験会場 北海道・宮城県・東京都・石川県・愛知県・大阪府・広島県・福岡県・熊本県・沖縄県
受験料 3級:学科 3,000円、実技 3,000円
2級:学科 4,200円、実技4,500円
1級:学科 8,900円、実技 25,000円(金財)・20,000円(FP協会)

出題範囲は、3級・2級とほとんど変わりはありませんが、3級では法人税消費税事業継承対策などの範囲は該当しません。ですので、2級の方がより専門性の高い試験と言えるでしょう。

1級試験では3級や2級の倍以上の試験時間が設けられているためにかなりの集中力が必要です。

また、実技試験となると目的によって受ける所(日本FP協会orきんざい)が異なってきます。こちらの違いは下記にまとめていますので、参考にしてください。

これらの出題範囲を見ると、FP試験の知識はビジネスとしてだけではなく、私たちの生活にとって必要不可欠な要素になります。

FPを取得するメリット

FPの資格取得は数多くのメリットが存在します。

第一に就活や転職で優位に立つことができる点が挙げられるでしょう。特に金融業界や保険会社で勤めたい人にとって、FPにおける知識は評価の対象となります。

また、資産運用に関する知識も学べるために、将来の資産づくりの計画を立てやすくなるという点もFPを取得するメリットのひとつです。

さらには視点を広く見ることができるようになり、考え方が豊富になります。そのため、幅広い分野から自分の興味や思考が変化するようになり、やりたいことを追及させる一つのきっかけをつくることが可能です。

FPの最大の魅力は、なんといっても仕事に限らず私生活でも有効活用できるという点です。例えば相続税や年金、税金に関して私生活で耳にしてこなかった興味深い知識から自分も力で対応・対策ができるようになります。

FPの合格率

FPの合格率は以下の通りです。

  学科 実技
FP3級 FP協会:約80%
きんざい:約60%
FP協会:約80%
きんざい:約55%
FP2級 FP協会:約40〜50%
きんざい:約30%
FP協会:60%
きんざい:40%
FP1級 約10〜20% FP協会:約90%
きんざい:約85%

FPの3級試験は、合格しやすい簡単な試験とも言われ、FP協会では学科・実技ともに70%を超えています。合格率が高い理由は、基礎知識が問われかつ過去に似た問題が出題される傾向にあるからです。

さらに勉強時間も最大100時間と1日3.5時間勉強すれば最多1ヶ月で取得することも不可能ではないでしょう。

FP2級は3級に比べて難易度は上がりますが、決して合格できないレベルではありません。3級と異なる点は、法人に関する問題などの出題範囲が広がること、さらには選択問題が増えて簡単には解きにくくなっていることです。

しっかりと対策を行えば合格できる試験となっています。

FP1級となると合格率はぐんと下がります。全分野での専門的知識が問われるために勉強時間も600時間ほどかかってしまいます。

しかし、FP1級の資格取得はそれだけ社会的価値の高い資格となっているために、顧客からの信用度は2級に比べて格段に上がります。取得しても損がない資格ですので、ぜひ資格取得に取り組んでみてはいかがですか。

ただ、受験するには2級の合格が必須となってきますので、注意してください。

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そもそも日本FP協会ときんざいって何が違う

FP試験では、3級や2級では学科・実技ともに、1級では実技に受験申込先として日本FP協会きんざいの2パターンが存在します。

これには他の資格と違い、混乱する人も少なくないでしょう。結論からすると、この両者の違いは実技試験による受験内容が異なる点です。

FP協会 資産設計提案
きんざい 個人資産相談業務
生保顧客資産相談業務
損保顧客資産相談業務
中小企業資産相談業務

上記の表に記載している通り、FP協会では資産設計提案業務に関する実技試験が出題され、きんざいでは個人資産相談業務生保顧客資産相談業務損保顧客相談業務中小企業資産相談業務の4種類に分類され、その中で目的にあった試験を受けるという形になります。

基本的には資産設計提案業務が問われるFP協会を選択する人が多く、その次に個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務と続きます。損保顧客資産相談業務と中小企業資産相談業務に関しては、他の3つに比べて受験者数が非常に低いです。

また、合格率は全体を通して見てもFP協会の方が高いことがわかります。これは、受験者の層が関係していることもありますが、出題範囲としてはきんざいの方が狭くなっており、より深いところまで出題されることがあるため、合格率が低くなっていると考えられるでしょう。

受験する機関を決める際は、まず実技試験で何を受けるのかを決めてから選ぶようにしましょう。

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まとめ

今回は、FP(ファイナンシャルプランナー)試験についてご紹介してきました。

FPの資格取得のメリットは以下の通りです。

  • 就活・転職に有利
  • 資産運用に役立つ
  • 多くの見方や考え方が可能
  • 私生活にも有効活用できる

また、FPは受験する機関がFP協会きんざいの2種類存在します。そのため、機関によって出題範囲が変わってしまうために注意が必要です。自分は何について学び、どの試験を受けたいのかを決定してから申し込むことを心がけてください。

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