最難関資格の一つ「公認会計士」。社会的価値の高い公認会計士の基本情報を徹底解説

スポンサーリンク

公認会計士は、監査業務やコンサルティング、財務業務など企業の監査や会計を専門とする職種です。

現在は、財務情報の信頼性を確保するために必要不可欠であり、幅広い経済活動においてなくてはならない存在にとなっています。

ただ、会計系の資格として税理士と言われる職種が存在しますが、これら2つの違いがわからないという人もいるでしょう。

そこで今回は、公認会計士と税理士の大まかな違いや公認会計士の基本情報をご紹介していきます。

簿記試験について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください👇
https://lifestyle-value.com/1066/

スポンサーリンク

公認会計士とは

公認会計士の主な仕事は、上記にも述べているとおり監査業務・コンサルティング業務・財務業務の3つの業務に分類されます。

監査業務

監査とは、会社を経営するにあたって必要な決算書が適正であるかのチェックをします。会社の決算書だけでなく、内部統制報告書の内容が正しいかのチェックをし、会社の信頼を確保する役割を果たします。

コンサルティング業務

コンサルティング業務の中でも公認会計士が行える業務は数多くあり、システムコンサルティングや実行支援業務、環境・CSR情報の相談などがあります。どれも監査や財務の知識を活用したコンサルティング業務です。

財務業務

公認会計士が行う財務業務は、主に税金に関する申告書の作成や税務に関する相談です。さらには、税理士登録を行い、研修を受けることで税理士としても働くことが可能です。税理士×公認会計士となれば、国際税務を行うことも不可能ではありません。

公認会計士の基本情報

公認会計士の受ける順序として、申し込みが完了したら年2回開催される一次試験の短答式試験を受けます。これに合格すると、毎年8月ごろに行われる論文式試験に合格し、実務経験を積んでからようやく資格取得という形になります。

一次試験に一度合格すると、2年間の有効期限内であれば一次試験を免除することができます。

出題形式 短答式問題(マークシート)・論文式試験
出題範囲 一次試験:企業論・管理会計論・監査論・財務会計論
二次試験:財務会計論・管理会計論・監査論・企業論+選択1科目(経営学・経済学・民法・統計学)
試験時間 企業法:60分(100点)
管理会計論:60分(100点)
監査論:60分(100点)
財務会計論(200点)
試験会場 北海道・宮城県・東京都・石川県・愛知県・大阪府・広島県・福岡県・熊本県・沖縄県
受験料 19,500円

公認会計士を取得するには勉強時間を含め、かなりの期間を有します。それだけ公認会計士になるのは難しく、希少価値の高いものだと言えるでしょう。

試験合格後、監査法人で働くことが最も一般的だと言われ、監査法人という会社の一人として働くための就職活動が必須です。監査法人の就活は一般の就活と比べて新卒の概念がなく、かなりのスピードで終わります。

他にも実務補修と言われる補修所の講習を受けて単位を取得し、その後の修了試験に合格することでいよいよ公認会計士登録ができるというわけです。

簡単にいえば自動車学校の長期間版といったところでしょう。

実務要件いわゆる監査法人のような会社で業務補助の仕事を行えば2年、補修所での単位制講習であれば少なくとも3年かかります。

公認会計士を取得することのメリット

公認会計士を取得するメリットは山ほど存在します。

まずは、平均年収が約1,000万円と高年収であること。平均所得者の平均年収500〜600万円よりもはるかに高い額になります。これは、希少性が高く社会的信頼度が非常に高いことから公認会計士にしかできない独占業務があるからです。

公認会計士の独占業務は、上にも述べている「監査業務」「コンサルティング業務」「税務業務」の3つになります。

また、働き方も自由であるといった点もメリットの一つになります。もちろん、スケジュールが詰まっていればその分業務量も多いのですが、現代は在宅やテレワークもあり、監査に必要なソフトウェアを使用すれば時間に自由が生まれます。

その点、女性としても働きやすい職種の一つと言えるでしょう。

また、公認会計士の資格を取得すれば、会計知識が豊富になるということもあり、さまざまな観点で会社の経営状況、財務状況をは把握することも可能です。

そのため、キャリアアップやキャリアチェンジとして公認会計士の資格を取得する人は数多く存在します。

合格率は?

何度が高いと言われる公認会計士試験は難易度が高いと言われており、医師や弁護士と並ぶ3大資格の一つです。

そんな公認会計士の合格率は、一次試験である短答式試験約10%、二次試験の論文式試験約35%となります。

この合格率からすると、2次試験の方が簡単ではと思う人も少なくありませんが、実際は二次試験を受ける人は、一次を突破している猛者ですので、現実はそんに甘くないのが現状です。

公認会計士に必要な勉強時間は3,500時間が目安と言われており、最短でも1.5年もの期間を有してしまいますので、妥協しない自身のある方のみ挑戦するようにしましょう。

スポンサーリンク

公認会計士と税理士の違いは?

公認会計士の主な業務は「監査業務」「コンサリティング業務」「税務業務」の3つと述べましたが、企業が作成した財務諸表が適正であるかをチェックする「監査業務」が公認会計士の主な仕事になります。

一方で、税理士は税に関するアドバイスをしたり、納税者の代わりに申告や申請を行ったり、税務書類の作成をしたりする「税務業務が主な仕事になります。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、公認会計士に関する資格情報についてご紹介しました。

公認会計士試験は、国家資格の中でも最難関を誇る資格の一種であり、その分数多くのメリットが存在します。

  • 年収が格段に上がる可能性がある
  • 希少性かつ社会的信頼が高く、評価されやすい
  • 働き方が自由である
  • キャリアアップに最適….

さらに公認会計士の順序として、申し込み→ 一次試験合格→二次試験合格→業務補助or補修講習→修了検定となります。

公認会計士試験は数多くの勉強時間と取得期間がかかりますが、その分非常に価値のあるキャリアを積むことができますので、ぜひ挑戦してみてください。

コメント