色彩検定とは何か?難易度やメリットをご紹介!2018年12月に新設されたUC級についても

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身の回りには数えきれないほどの「色」が存在しており、私たちの生活に少なからずその影響を受けています。寒色と暖色、膨張色と収縮色、軽い色と重い色など視覚だけで情景や景色を感じられるのが色の最大限の特徴です。

私たちには「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」と普段使いこなしている五感が存在しており、そのほとんどが視覚の情報から得ているため、「色」で表されるモノは心理的にも非常に重要な要素になります。

「色」に関する知識を知ることで仕事面だけでなく、私生活で普段使用しない色などをセンス良く活用できるようになります。

今回は、色に関する資格「色彩検定」についてご紹介していきます。

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色彩検定って?

色彩検定は、色についての基本だけではなく、論理的かつ体系的知識を学ぶことができるため、日常生活で感じられる色についての深い知識や技能レベルを習得することができる試験になります。

文部科学省後援の公的資格であり、ファッションやインテリアの業界で推奨されていることもあって毎年数多くの人が受験しているほど人気の資格です。

色彩検定の基本情報

1990年に「ファッションカラーコーディネーター検定試験」として始まった国内カラー検定で高い認知度を誇る色彩検定では、色の知識だけでなく、普段では知り得ない専門的知識を学ぶことができ、ファッション業界など色合いについて深く追求している業界を目指している人にはおすすめの資格です。

では、基本的な色彩検定の内容を見ていきましょう。

難易度 UC級/3級/2級/1級
出題形式 1級 / 1次試験:マークシート方式 ※一部記述あり
     2次試験:完全記述式 ※一部記述あり
2級:マークシート方式 ※一部記述あり
3級:マークシート方式
UC級:マークシート方式 ※一部記述あり
出題範囲 1級 / 1次試験:色の表示や色彩の実務,色彩調和論…(2、3級出題範囲も含む)
     2次試験:全範囲の応用(1、2、3級),カラーカード実技
2級:光と色,色彩調和,ビジュアル,景観色彩….
3級:色の働き,インテリア,色彩心理,ファッション….
UC級:色覚多様性,ユニバーサルデザイン,色が見える仕組み….
試験時間 1級 / 1次試験:80分
     2次試験:90分
2級:80分
3級:70分
UC級:60分
試験会場 全11エリア
(北海道/東北/関東/甲信越エリア/北陸/東海/近畿/中国/四国/九州/沖縄)
詳しくは公式サイト
※ただし、1級2次試験会場は「札幌/仙台/東京23区/金沢/名古屋/大阪/広島/福岡」のみ
受験料 1級:15,000円
2級:10,000円
3級:7,000円
UC級:6,000円

1級には1次試験のマークシート(約30%)と2次試験の記述・実技試験(約70%)で分かれており、1次試験に合格した者は、例え2次試験に不参加・不合格したとしても試験後2年の間に受験すれば1次試験を免除できるという制度があります。

ただし、受験料は変わらず15,000円となりますので、一発で合格できるよう対策することを心がけましょう。

自信があるという方は3級を飛ばして2級から挑戦するのもありです。色彩検定では3級から試験に挑まなければならないという規則はなく、誰でも取得することが可能です。また、1級と2級、2級と3級で同じ試験日での併願が可能になっています。

合格に自信がない人は、保険として下級の試験と併願で受けてみるといいでしょう。3級・2級ともに合格すれば色彩コーディネーターという資格証を取得することができるんです。

色彩検定は、他と比べて取得しやすい資格の一つですので、しっかりと計画性を持って試験に挑めば合格間違いなしです。

受験期間は以下の通りです。

2級/3級/UC級
夏季:6月   冬季:11月

1級
1次試験:11月 2次試験:12月

上記の試験期間を見ると、1次試験と2次試験の間に1ヶ月しかないため、2次試験の対策を後回しにしようという考えは禁物です。

色彩検定の各難易度

色彩検定の各級の合格ラインと合格率は以下の通りです。

▷1級
合格ライン:約70% 
合格率:約30〜50%

▷2級
合格ライン :約70% 
合格率:70%弱

▷3級
合格ライン :約70% 
合格率:約70%

▷UC級
合格ライン:約80% 
合格率:90%弱

※合格ラインは試験によって異なります。

合格ラインは全ての級で70%を超えており、1級以外は全て合格率70%を超えているため、2級まで比較的難易度は低いと言えるでしょう。

ただ、1級から難易度が格段にあがりますので、しっかりと対策をしないと合格するのは非常に厳しくなります。実質10人に7人ほどが落ちてしまっていますからね。

1次試験が難しいのは、問題の約7割であるカラーコード実技問題。1次試験を突破しても2次試験で不合格してしまう人が非常に多いです。

ですので、2次試験の対策をしっかり行うのが重要になってくるでしょう。

どのくらいの勉強時間が必要?

どの級にも言えることですが、試験日までの日程を調整し、計画性を持って取り組むことが合格するために非常に大切です。

色彩検定では暗記力が問題を解く重要な要素の一つです。テキストを読み進める上で自分がどのくらい繰り返し読めば覚えることができるかを理解し、計画を進めることで充実した学習が望めます。

ざっくりとした勉強時間は以下の通りです。

1級
約3ヶ月

2級
約2ヶ月〜3ヶ月

3級
約1ヶ月

UC級
約2週間〜1ヶ月

上記の勉強目安は、1日1時間程度として換算しておりますが、あくまで目安となっているため、個人差はあります。

実際にUC級に関しては1週間、3級は1週間勉強して合格した人もいるほどです。

平日休日ともに作れる時間は違いますので、1日に作れる勉強時間を計算し、計画的に勉強を進めることでより合格に近づくことができるでしょう。

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UC級ってなに?

UC(Universal Color)級とは、2018年12月に色彩検定協会が色彩の多様性を深く追求することを目的に色彩検定で新設された検定になります。

従来から続いている色彩検定(1級/2級/3級)とは学習するポイントが異なり、見えにくい色をどのように見やすくするかといった理解を深めるためのものです。

学習内容として、高齢者の見え方の特徴/視覚の多様性/色の三属性…と数多くの分野がありますが、いずれも私生活を行う上でこの知識を活用したものがあげられています。

例えば、飛行機の案内掲示板。こちらは数多くの色の特徴を用いて強調部分や見やすさを重視し、年齢・国籍・性別などの有無に関わらず、誰もが理解しやすいようにデザインを設計しています。

これが、もし一色のみ、または蛍光色ばかりを使用した掲示板だとしたらどうでしょう。前者は強調部分がないために、理解するのに時間がかかってしまい、後者は目がチカチカする他、非常に見えづらい掲示板になってしまいます。

上記は単なる一例ですが、このような色の判別が難しい人にも分かりやすい設計・デザインを行うための知識を学ぶのがUC級です。

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色彩検定を学ぶメリットとは?

2018年にUC級が新たに加わり、UC級/3級/2級/1級の4つの級をもつ色彩検定ですが、10代〜20代を中心に数多くの人が受験しています。

なぜ10〜20代の受験生が多いのか。それは「他の資格と比べて取得しやすく活用しやすい資格だから」です。

この見出しでは、色彩検定を取得することのメリットについてご紹介していきます。メリットは以下の通りです。

  • 就職や転職に役立つ
  • スキルアップに繋がる
  • 私生活に影響する

では、色彩検定のメリットを一つずつ見ていきましょう。

就活や転職に役立つ

色彩検定に限らず、どの資格でも資格を持っていない人と比較すると就活や転職で優位に立てるというのは間違い無いでしょう。

特に色彩検定ではインテリアやファッション、出版会社など色やデザインに特化した業界を志望している方にはなおさら。色の知識やセンスはこういった業界に非常に好影響をもたらします。

商品を購入する上で機能性やデザインももちろん重視しますが、何よりも色合いを意識して購入する人が非常に多いです。このように色のセンスを持った人が企業に1人でも多くいると会社にとっては非常に心強い存在になります。

スキルアップに繋がる

上記に挙げたインテリアやファッション業界などに勤めている人にとって色彩検定の知識は非常に役立ちますが、一見色彩検定に関わりのなさそうな業界でもスキルアップが可能です。

例えば、「プレゼンテーション」。どの業界においてもプレゼンテーションを作成して自分のアイディアを共有する場面があります。その際に、色彩検定の知識があれば強調部分やデザインを有効活用することができ、見ただけで非常に分かりやすい資料作りができるようになります。

私生活に影響する

私生活の中で、色を見たことがないという方はいないでしょう。

その中で、どのような格好で出かかればいいのか、家の中をおしゃれにしたいけど何に色を使えば雰囲気が良くなるのかわからない方は非常に多いです。

色彩検定の知識を得ることで、イメージに合ったファッションをすることができ、家の中をおしゃれにアレンジできるようになります。

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まとめ

今回は、色彩検定についてご紹介してきました。

色彩検定を学ぶことで仕事上でスキルアップできるだけではく、私生活でもファッションやインテリアを楽しむことができます。

1級になると難易度が格段に上がってしまいますが、2,3,UC級は非常に難易度が低いため、取得しやすい資格の一つと言えるでしょう。

色の見え方や多様性について学びたいという方はUC級を取得してもいいかもしれません。

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