電力会社の電気料金比較【一番安い電力会社・徹底比較】

ライフスタイル

電力会社の中で一番電力が安いのはどこの会社なのか気になりませんか。特に引っ越しを控えている方や電気代を少しでも安く済ませたいと思っている方は非常に悩むところだと思います。

2016年に電力自由化が実現されてから、人々は電力会社を自由に選択できるようになりました。これまでは政府の認可を受けた各地域の電力会社のみ(例:東京電力、関西電力など)が電力の販売を許されており、契約する電気会社や料金は決められていたのです。こうした中で、2016年を機に人々のライフスタイルや価値観に合わせて自由に選択できるようになったのです。

一方で、異業種から電気事業への参入が相次ぎ、資源エネルギー庁の「登録小売電気業者一覧」によれば、現在では約700もの事業者が競合しています。自由になった反面、選択肢が増えすぎてしまったのです。この700もの事業者の中から、消費者はどの電力会社と契約するのか選ばなければなりません。

そこで今回は、主要な電力会社の電気代を徹底比較し、「どの電力会社が安いのか」をお伝えます。

※インターネットで各企業のホームページに掲載されていた電気料金表を参考にしています。2021年8月9日時点での調査結果ですので、その後料金に変動がある場合があります。また、各企業はキャンペーンや特典制度があります。見方によっては安さの基準が変わってきますので、どうぞ参考程度に読んでいただきますようお願いします。

本記事で比較する電力会社

前述したように、電力会社は全国で約700社あります。全て調査していたら数ヶ月かかるでしょう。そこで、著者独断で企業を絞って比較します。人気度や知名度を考慮して下記の通り選びました。

今回比較する企業は次の10社です。

  1. ソフトバンク
  2. リミックスでんき
  3. エルピオでんき
  4. 東京電力
  5. 楽天でんき
  6. auでんき
  7. ENEOSでんき
  8. Loopでんき
  9. シン・エナジー
  10. 東京ガス

比較基準

今回の比較では「金額」のみに焦点を当てています。具体的には各社のホームページに掲載されている料金表を根拠にしています。キャッシュバック特典(各社の制度だけでなく、価格.comやエネチェンジ等の仲介会社の特典)は考慮していません。

今回設定した利用者の条件ですが、家庭向け、2人〜4人世帯の一般的な契約アンペア数である40Aで比較しています。また、エリアは関東地区(東京23区)としています。

※ポイントカード、電話窓口の受付時間、フリーダイヤル、故障・緊急対応などのサービスや付加価値は考慮しておりませんのでご承知おきください。

電気料金の計算方法

電気料金の計算方法を紹介しておきましょう。基本料金と電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金の4つの数字の合計で求めることができます。それぞれの詳細は下図の通りです。

基本料金は各社によって設定されています。中には基本料金0円としている会社もあります。

電力量料金は、1kWhあたりの単価で算出されます。この単価ですが、使用量で段階的に設定されていることがほとんどです。もう少し詳細を説明すると、「0kWh〜120kWh」「120kWh〜300kWh」「300kWh〜」の3つの区分でそれぞれ異なる単価が設定されています。この単価も各社独自に設定しています。特に、単価は会社の特徴が出やすい部分です。

燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金に関しては、どの会社も同じ金額となることがほとんどなので、料金比較をする必要がないため、今回の記事では触れていません。

なお、月々の電気代の計算方法については、こちらの日本政府(資源エネルギー庁)のホームページも参考にしてみてください。

月々の電気料金の内訳|資源エネルギー庁
経済産業省・資源エネルギー庁のホームページです。電気料金について、電気料金の仕組みについて

電気代の比較表

下の表に各社の基本料金と電力量料金の料金設定(月額)をまとめてみました。この表を元にどの会社が安いのかを調査しましょう。表は月当たりの金額です。

会社

ソフトバンクソフトバンクリミックスでんきリミックスでんきエルピオでんき東京電力楽天でんきauでんきENEOSでんきLoopでんきシン・エナジー東京ガス
プラン名おうちでんきくらしでんき電気代割引プラン使い得プランスタンダードプランSスタンダードSプランS電気M東京Vプランおうちプランきほんプラン基本プラン
基本料金114411441086.8001086.80114401144114401024.451144
0~120kWh(1kWhにつき)19.6819.6818.8826.3018.8419.8826.5019.8719.8826.4019.6719.78
120kWh~300kWh26.2125.6825.1526.3023.0326.4626.5026.4724.5426.4024.7825.29
300kWh~30.2629.0429.0426.3025.7830.5726.5030.5626.2226.4027.7127.36

※単位 円 

上の表を見ていただくと、基本料金が0円のプランがあることに気づいたかと思います。基本料金が0円のプランとそうでないプランは分けて比較したほうがわかりやすいでしょう。

  1. 基本料金0プラン
  2. 基本料金ありプラン

それでは、基本料金0プランから確認していきましょう。

基本料金0プラン

基本料金0プランはリミックスでんき、楽天でんき、Loopでんきの3つです。※上図(電気代の比較表)を確認してください。これらは基本料金がかからないため、電気をあまり使用しない家庭向けとなっています。

この3社の料金比較は簡単でしょう。単純に単価を比較すれば良いのです。僅かではありますが、リミックスでんきが一番安いということになります。

※楽天でんきは楽天ポイントなどの特典があると思いますが、本記事ではポイント等を考慮しておりません。

ちなみにリミックスでんきは、基本料金がかかるプランとかからないプランがありますので、どちらが有利なのか計算してみましょう。

26.30x=1086.80+18.88x

この方程式を解くと、x=146.47となります。120kWhを超えてしまったのでやり直しましょう。

26.30x=1086.80+18.88×120+25.15(x-120)

この方程式を解いていきましょう。

1.15x=1086.80+2,265.6-3,018
1.15x=334.4
x=290.78

つまり、月の電力使用量が291kWhを超えた場合、基本料金0プランは不利と言えるでしょう。2人〜4人世帯でだいたい月平均220kWhだと考えると、電気を平均よりも多く使う家庭じゃなければ、「リミックスでんき 使い得プラン」が安いでしょう。

基本料金ありプラン

次に、基本料金ありプランを見ていきましょう。

まず、基本料金は、シン・エナジーが一番安く、1024.45円となっています。次点はリミックスでんきとエルピオでんきで1086.80円となっています。

次に、電力量料金です。電力量料金の単価は、「0〜120kWh」「120kWh〜300kWh」「300kWh〜」の3区分全てでエルピオでんきが安いです。

では、「基本料金ありプランの決勝戦」です。シン・エナジーとエルピオでんきを比べてみましょう。

方程式から電気料金が等しくなるところを見つけていきます!

1024.45+19.67x=1086.80+18.84x

この方程式を解くと、
0.83x=62.35
x=75.12

よって、75.12kWhの時に電気料金が逆転することになります。2人〜4人世帯となると月平均220kWhくらいは使います。よってこの2つの電力会社の比較だと「エルピオでんき スタンダードプランS」の方が安いと言えるでしょう。

最も安い電力会社とは

最終決戦です。基本料金0プランで最も安かった「リミックスでんき 使い得プラン」と基本料金ありプランで最も安かった「エルピオでんき スタンダードプランS」で比較してみましょう。

それぞれのプランで、金額が等しくなる電力使用量を調べていきます。

26.30x=1086.80+18.84×120+23.03(x-120)

この方程式を解くと、

3.27x=1086.80+2260.8-2763.6
3.27x=584
x=178.60

よって、178.6kWh以上電力を消費した場合、エルピオでんきが安いということになります。

月平均で179kWh以上電力を使うなら「エルピオでんき スタンダードSプラン」

月平均で179kWh以下しか電力を使わないならリミックスでんき 使い得プラン

が安いということになります。

ただし、キャッシュバックやポイント贈呈などの特典・キャンペーンを加味すれば、順位は変わってきます。今回の記事を参考にしていただいた上で、特典を考慮し総合的に決めていただくのがいいのではないでしょうか。

※著者の考えであり強制するものではありません。

 

ヒューコ総合研究所

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