近年、IT市場の活発化やコロナウイルスの影響でますます在宅ワークが注目されてきています。副業としてはもちろん、自分で稼ぐ力を身につけて起業したいという若者も多く見受けられます。
そこで、今回はこれから独立しようと考えている方にどのような資格を取得するのがおすすめかをご紹介します。
なぜ起業したい、副業したいという考えを持った方が多いのか?
しっかりと就職について働くという概念が薄れつつある近年では、インターネットを活用したビジネスを展開してみたいという方が多くなりました。プログラミングの需要が高まる中で独学をしようと試みる人、YouTubeを始めて億単位を稼ぐ人など昔では考えられないほど、世の中は進化しています。
その中で、そもそもなぜ起業をしたいという若者が増加してきているのでしょうか。
少ない資金で始められる
現在は、行動さえ起こせば誰でも副業や起業を行えます。
もちろん、プログラミングなどスクールに通って本格的に勉強をしたいのであれば、それなりの費用がかかってしまうのですが、独学で勉強する分には少ない資金で誰でもチャレンジすることは可能なんです。
ただ、気をつけて欲しいのは「継続力」。もちろん、起業を始めようと思っても最初でうまくいく人なんてほんのひと握り。特にその仕事の本質やマーケティングを理解できなければ、うまくいくことはほとんどありません。
継続的にチャレンジし続けることで、本質を理解しどうやったらうまくいくのかを分析することができるようになりますし、この仕事はそもそも自分に合っているのかも知ることができます。まずは妥協をやめ、継続的に取り組むことを意識してください。
企業で働けば安定といった考え方が薄れている
昔は現在と異なり、「安定した職につけば将来食っていける」という考えを持っている方が多いでしょう。それは、終身雇用を行っている起業が大多数だったからです。
この制度を利用している企業であれば、基本的には定年まで仕事に就くことができ、職を失う可能性は滅多にないでしょう。
しかし、現代の日本では経済的な低迷を受けて終身雇用制度を見直し始めている会社も増加してきたのは事実です。そのため、一度就職しちゃえば将来は安定なんて概念は無くなりつつあります。
急なリストラや倒産のリスクも昔と比べて非常に高くなってきているために就職することが正しいとは一概に言えません。このような背景からサラリーマンで働くよりも自分でスキルを磨いて独立したいという方が多くなってきています。
仕事にやりがいを感じない
就職してモチベーションが高く仕事をしようと思っていたとしても、いざ仕事をしてみると「やりがいが感じられない」「楽しくない」と感じてしまう方は非常に多いです。
もちろん、就職先の仕事が好きでやりがいを感じている人もいます。ですが、実際に日本人は世界に比べて仕事の満足度が非常に低く、転職や起業を考えている人が多いんです。
就活時は、基本的には自分のしてみたいこと、興味のある会社などを軸に企業選びを行っている方が多いと思いますが、イメージしていた仕事内容ではなかったり、希望している部署とは全く関係ないところで働かされたりすると、やりがいを感じられないのは当然かもしれません。
そのため、自分のやりたいことを実現したいという想いで独立を図る方が非常に多いと感じます。
自由な時間が欲しい
現在は、コロナウイルスの影響で企業でも在宅ワークを推奨される時代となり、働き方を改善する企業が多くなりました。
しかし、実際に会社に行かないと行えない業務もあり、未だに「毎朝通勤して業務を行い、夕方に退社する」といった習慣が当たり前の世の中です。
その習慣に耐えきれず、ストレスでやめてしまう人も少なくありません。そんな中で時間に縛られずに好きな仕事を行いたいという方は非常に多いのではないでしょうか。
場所や時間に縛られない自由な仕事ができれば、自分のペースで仕事を行うことができますし、何より上記に記載した「やりがい」を感じることもできます。
最初から起業をするのもいいですが、実際に就職して働くことの本質やコミュニケーリョン力、経営する力など普段学ぶことのない経験を得ることができますので、このような経験や知識を得てから実際に起業してみるのもいいかもしれません。
パソコンで稼ぐためのおすすめの資格
パソコンで稼ぐためには、資格が必須ということではありませんが、資格を取得することであらゆる仕組みを理解することができますし、自身のモチベーションにもなります。また、資格の取得は相手側の信頼にも繋げることができますので、資格を取ることは非常におすすめです。
今回は、パソコンで稼ぐ上でおすすめの資格4選をご紹介します。
WEBデザイン技術検定
将来Web関係で活躍したい人におすすめな資格であり、3級〜1級まで存在します。ここでは、Webサイトのデザインやアーキテクチャに関する知識を問われる問題が出題され、Webデザイナーの唯一の国家資格です。
プログラミング能力というよりは、デザイン力が問われ、パソコン上でホームページ等を作成するデザイン能力が評価されます。そのため、いくらWebデザイン技術検定を取得したとしても資格だけでは評価されず、信頼を勝ち取るには実績が必要になります。
WEBエンジニアの経験がある人はユーザーにより広い視点でわかりやすいデザインを構築することが可能になりますので、非常におすすめです。
試験内容 | 筆記試験/課題選択方式 |
試験時間 | 1級:学科90分、実技180分、ペーパー実技60分 2級:学科60分、実技120分 3級:学科45分、実技60分 |
合格基準 | 学科、実技ともに70% |
受験料 | 1級:学科7,000円 実技25,000円 2級:学科6,000円 実技12,000円(35歳以上)、7,000円(35歳未満) 3級:学科5,000円 実技5,000円(35歳以上)、3,000円(35歳未満) |
中でも、3級は基本的なHTMLやCSS、JavaScriptなどの言語やインターネットにおける入門的な問題が出されますので、2級や1級に比べて誰でも合格できる可能性があります。
ただ、Webデザイン未経験の方がいきなり2級の試験を受けることは原則できません。2級を受けるためには、Webデザインの実務経験が2年以上ある人、専門的な高校や大学を卒業した人、または3級の検定に合格することが必須です。
未経験の方は、まず3級で実績を積んで2級の試験に挑んでみてください。ただ、1級の受験資格を得るためには厳しい条件を突破しなければいけませんので、注意してください。
基本情報技術者
パソコンを通じてIT業界で活躍したいという方に必要な基礎知識となる国家資格です。
基本情報技術者は、IT系に必須とも言われる実践的なテストになっており、未経験からの合格でも高い評価を受けることができます。
試験内容 | 選択方式 |
試験時間 | 午前150分、午後150分 |
合格基準 | 午前、午後ともに60%以上 |
受験料 | 7,500円 |
数あるIT関連の資格の中でも人気を誇っている基本情報技術者。名前通り、IT技術全般に関して幅広い範囲から出題され、午前と午後の2部構成で出題形式が異なるのもこの資格の特徴です。
基本情報技術者は、ITパスポートの次なる資格として一般的に認知されているのですが、IT業界で働く上で必要な知識などが幅広く出題されているため、これからプログラミングを始めてみたいという方に非常におすすめです。
また、合格率は20%前後となっており、午前で出来の悪さに諦めて帰ってしまう人もいるといった現実があります。合格ラインが60%とは言えど、決して簡単な試験ではありませんので、しっかりと事前準備をして試験に挑むといいでしょう。
Webライティング技能検定
ご自宅で受験することができ、ライターにとっての基本知識を身に付けけることができます。検定に合格することができると、Webライティング実務士になることも可能です。
一方で、Webライティング能力検定もありますが、こちらの方が難易度が高いために初心者の方はまずWebライティング技能検定を受けてみるといいでしょう。
試験内容 | 選択方式、ライティング実技 |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | およそ90%以上 |
受験料 | 6,000円 |
在宅副業として人気の一つにライターがあり、受注者から直接案件を受けてブログ、記事を書くクラウドソーシングのライターとして活躍することができます。
もちろん、未経験でも案件を受けることができますが、受注者はプロフィールや実績を見て応募者を決めますので、資格をとっていれば、受注を受けやすくさらには高単価でライターとして仕事をすることができます。
また、クラウドソーシングを活用したライター経験からアフィリエイトとしてチャレンジすることも可能です。
アフィリエイトではサーバー代やドメイン代がかかる他、継続しないと稼げない職業でもありますので、してみたいと思っている方はこの資格から知識を積んで、覚悟を持って取り組んでみてくださいね
Illustratorクリエイター能力認定試験
広告や出版などのDTP(Desktop publishing)業界でIllustratorというグラフィックソフトウェアを使った革新的なクリエーターを目指せるのがIllustratorクリエイター能力認定試験。
IT市場が活発化してきている中で、需要が高まっている資格の一つでもあります。Illustratorを活用してグラフィックコンテンツの制作に必要なスキルや知識を学ぶことができます。
試験内容 | スタンダード:実技、実践 エキスパート:実技(選択形式あり)、実践 |
試験時間 | スタンダード:実技40分、実践90分 エキスパート:実技50分、実践90分 |
合格基準 | スタンダード、エキスパートともに実技65%以上、実践70%以上 |
受験料 | 6,000円 |
資格を取得することで、客観的に見ればデザインに関する知識や実績が備わっていることからデザイン制作案件を受注できる可能性が非常に高くなります。
また、他の資格に比べて勉強時間もさほどかける必要がありませんので、短い日数で資格取得することも可能です。Web系の仕事を考えている人であればIllustratorクリエイター能力認定試験をとっておくのもいいかのしれません。
まとめ
今回は、パソコンで稼ぐ方におすすめの資格をご紹介してきました。
資格を取得しなくても知識を備えることで仕事をすることはできますが、資格取得には、自身のモチベーションアップだけでなく、能力証明書として案件を増やすことができるため、効率的な仕事が可能です。
ぜひ、興味のある資格があれば一度参考書を手に取って勉強してみてはいかがですか。
また、プログラミングに興味のある方はぜひこちらの記事も読んでみてください👇
https://lifestyle-value.com/646/
コメント