家庭用のインターネット回線はどの会社が安いのか。みなさんは気になりませんか。
節約ブームが到来している中、家庭でのインターネット代をなるべく抑えたいですよね。いったいどの会社と契約すればより安いのか。悩まれている方はとても多いことでしょう。
では、実際にどの会社とインターネット回線契約を締結すれば良いのでしょうか。安いところと契約したいんだけど、いったいどこが安いのだろうか。
この記事では、光回線サービスを提供している各社の料金を徹底的に比較をした上で、安くておすすめの会社3社を紹介します。
インターネット回線とプロバイダーの2つの契約
まず、インターネット契約についての基本的な知識を説明しておきましょう。
家庭でインターネットを利用しようと思ったら、インターネット回線の契約とプロバイダーの契約の2つの契約が必要です。
なぜ2つも同じような契約をしなければならないのか。この2つの契約の違いは何か疑問に思いませんか。
簡単に説明すると、
- インターネット回線の契約→「インターネットを家に通すための契約」
- プロバイダーの契約→「PCやスマホをインターネットに接続するための契約」
こんな感じです。
この2つの契約を締結することで初めて家でインターネットが使えるのです。
インターネット回線とプロバイダーとで契約会社を分けることも可能です。
例えば、インターネット回線はNTT東日本と契約し、プロバイダーはNTTぷららと契約する。こんな感じで2社と契約することができます。
しかし、2社と契約することはとても煩雑ですし面倒くさいですよね。契約変更や契約解除をしようとした場合、いちいち2社へ連絡を入れないといけません。
また、毎月別々に支払い処理を行う必要があります。
そういった事情もあって、最近では光コラボ(光コラボレーション)というサービスが人気となっています。
光コラボレーションとは?
光コラボレーション(光コラボ)とは
のこと。
端的にいうと、インターネット回線とプロバイダーの両方をまとめて販売するサービスです。厳密に言えば間違った説明かもしれませんが、ざっくりこういうイメージで理解しておけば良いと思います。
光コラボは、各プロバイダー事業者が特典やキャンペーンをつけて販売するなど、インターネット回線サービスに独自の付加価値をつけて販売しています。
契約者にとって、この付加価値を享受できることが大きなメリットです。
また、光コラボの場合、プロバイダー事業者のみと契約すれば良いため、契約は1本で済みます。支払いもまとめてできますのでわかりやすいです。
では、各社の光コラボの料金を徹底的に比較していきどの会社が安いのかを考えていきます。
そして、インターネット回線の料金が安い3社を導き出していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
比較のための前提条件
実際に、光コラボの料金比較をする前に、比較する条件を整理しましょう。
比較項目 | 条件 |
サービス内容 | 光コラボ(インターネット回線+プロバイダーのセット) |
住宅の種類 | 戸建てタイプ(ファミリータイプ) |
比較対象の料金 | 月額、新規開通工事費(標準工事費)、契約事務手数料 |
比較対象外の料金 | キャッシュバック特典、ポイント特典等 |
データ通信制限 | 無制限 |
通信速度 | 下り速度:最大1Gbps 上り速度:最大1Gbps |
地域 | 首都圏(東京周辺) |
契約種類 | 新規契約(新規に開通工事を要するものとする) |
比較基準日 | 令和3年(2021年)9月21日 |
インターネット契約には、マンションタイプと戸建てタイプがありますが、この記事では「戸建てタイプ」を扱います。
また、特典やポイント還元、キャッシュバック、契約違約金等については料金表を作成する上で全く考慮しません。
単純に月額、契約事務手数料、標準工事費の3項目を比較していきます。
インターネットの通信速度は、下り速度:最大1Gbps 上り速度:最大1Gbpsとします。(戸建てタイプの基本的な通信速度です。)※ニューロ光等は速度がもっと早いサービスになっています。
しかし、この記事の比較はあくまでも価格ですので、1Gbps以上のものは全て同じものとして考えています。
一般的に1Gbpsの速度があれば日常困ることはないと経験上考えます。オンラインゲームで1秒を競うなどセンシティブな状況で使うといった特別な場合は2Gbps必要なこともあります。
※各社の公式ホームページを参考にして記事を書いています。参考程度にこの記事を読んでいただきますようお願いします。必ず、契約する際は各社の公式ホームページを確認してきださい。また、契約は自己責任でお願いします。
今回比較していく会社は次の11社です。人気やブランド力を考慮し、筆者が独自に選びました。
では、実際に各社の料金比較表を見ていきましょう。
光コラボの料金比較表
光コラボサービスの各社の料金比較表は以下の通りです。
商品名 | 契約期間 | 月額 | 契約事務手数料 | 標準工事費 |
@ニフティ光 | 2年/3年 | ¥5,720 | ¥2,200 | ¥19,800 |
ソフトバンク光 | 2年 | ¥5,720 | ¥3,300 | ¥26,400 |
ビックローブ光 | 3年 | ¥5,478 | ¥3,300 | ¥19,800 |
ニューロ光 | 2年 | ¥5,700 | ¥3,300 | ¥44,000 |
ぷらら光 | なし | ¥5,280 | ¥0 | ¥19,800 |
ドコモ光 | 2年 | ¥5,720 | ¥3,300 | ¥19,800 |
auひかり | 3年 | ¥5,610 | ¥3,300 | ¥41,250 |
おてがる光 | なし | ¥4,708 | ¥2,200 | ¥19,800 |
エキサイト光 | なし | ¥4,796 | ¥1,100 | ¥19,800 |
So-net光 | 3年 | ¥6,138 | ¥3,300 | ¥26,400 |
OCN光 | 2年 | ¥5,610 | ¥3,300 | ¥19,800 |
月額料金とは、毎月のインターネット代になります。基本的には、長期のインターネット契約を考えている方は月額料金が安ければ安いほどお得ということになります。
契約事務手数料とは、契約を締結するときにかかる手数料です。契約する時に1度支払うのみとなっています。毎月払うものではありません。最初のみ発生するものです。
また、金額もかなり安価なので、この契約事務手数料はそこまで重要ではありません。
標準工事費とは、インターネットを開通させるための工事費用です。屋内配線工事が必要ない場合や、既に設備がある場合は値段が下がったりしますが、この記事ではそういった設備が一切ない場合で設定しています。
安いネット回線はここだ!
インターネット代を安く抑えるために、注目すべきものは、優先順位順に①月額料金、②標準工事費の2つです。
月額料金
まず、圧倒的に確認すべきは、月額料金です。毎月支払う必要があり、金額も固定だからです。
この月額料金が安い会社を選ぶと良いでしょう。先ほど紹介した料金比較表を確認してみてください。
月額料金が安い会社は、おてがる光、エキサイト光、ぷらら光の3社ということになります。
標準工事費
次に、標準工事費を確認します。標準工事費は2万円程度かかりますので、それなりに負担になります。
料金比較表を確認していただくとわかりますが、一番安いところで19,800円となっています。(ほとんどの会社がこの価格設定です。)
標準工事費が19,800円の会社を選ぶようにしましょう。
インターネット料金が安い会社ベスト3!
月額料金と標準工事費を考慮し、インターネット料金の安い会社ベスト3を紹介しましょう。ベスト3は以下の通りです。
この3つのネット回線が安いと言えるでしょう!それぞれの会社(光回線)の特徴を簡単に説明していきます。
おてがる光
💡特徴
✔︎非常に新しい会社!
✔︎月額料金が非常に安い!
✔︎キャッシュバック特典なし!
✔︎契約期間の縛りがない!
おてがる光の提供会社である株式会社エクスゲートは、平成29年6月1日に設立されました。非常に新しい会社と言えます。
今回徹底比較した11社の中で最も月額料金が安いです。ただ、キャッシュバック特典がない分、月額料金を安く設定していると思われます。※特典は日々変わります。
例えば、『月額500円の商品』と『月額1000円だけど2年使ってもらえたら12000円キャッシュバック特典付きの商品』の2つの商品では、どちらを選びますか。
商品を2年間利用するなら、どちらの商品も2年間で12000円の負担となります。つまり、この2つの商品のどちらを選んでも金額が同じということです。
しかし、2年を超えるとどうでしょうか。キャッシュバック特典は2年までで終わりですので、それ以降は月額の安い商品が有利になります。
おてがる光もこの仕組で説明されます。直近の1年や2年で考えると、キャッシュバック特典付きのサービスの方が安いかもしれません。しかし、3年、4年、5年と経過すれば逆転します。結局、長く利用するには月額の安い会社が良いのです。
エキサイト光
💡特徴
✔︎月額料金が非常に安い!
✔︎実績のある会社!
✔︎キャッシュバック特典なし!
✔︎契約期間の縛りがない!
エキサイト光のサービスは、エキサイト株式会社が提供しています。1997年8月に設立された会社で、23年ほど存続しています。
23年継続できるのは、しっかりとしたビジネスモデルが備わっているからだと思います。実績のある会社といって良いでしょう。
エキサイト光も、おてがる光と同様、キャッシュバック特典がないサービスとなっており、その分月額料金が安いです。
契約期間がないのもおすすめポイントです。2年や3年など契約期間が設定されているサービスは、途中解約しようとすれば違約金が発生します。その違約金ですが、1万円〜3万円ほどかかるのが一般的です。
いつでも解約できないため、他のもっと魅力的なサービスが出てきたときにすぐに乗り換えることができにくいです。
月額料金が安くてかつ実績のある会社が良いのなら、エキサイト光が個人的におすすめです。
ぷらら光
💡特徴
✔︎圧倒的なブランド力と実績
✔︎月額料金が安い!
✔︎キャッシュバック特典あり!
✔︎契約期間の縛りがない!
✔︎契約事務手数料0円
ぷらら光は圧倒的なブランド力と低価格性を兼ね備えています。
NTTグループですので、安心感があり、補償やサポートも充実していると思います。
一般的に、ブランド力のある商品は価格が高く設定してることが多いですが、ぷらら光は安く設定されているのが特徴です。月額料金は、料金比較表をみていただくとわかりますが、11社の中で3番目に安くなっています。
さらに、キャッシュバック特典もあるのでお得感もあります。契約事務手数料も0円となっています。
調べるのはめんどくさいけど、とりあえずどこか契約しようとしている時は、手っ取り早くぷらら光と契約してしまうのも良いかと思います。
まとめ
この記事では、光回線のサービスごとの料金を比較し、価格の安い3つのサービスを紹介しました。
インターネット社会で、通信量が増えている昨今において、インターネット契約は欠かせないものとなっています。
一方で、出費はなるべく抑えたいものです。ぜひ、今回の記事を参考にしてもらって、満足のいく選択をしていただけると幸いです。
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