食生活アドバイザーとは?試験内容やメリットを徹底解説!【資格情報】

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普段は料理を作っていなかったが、いざ自分が作ろうと思ってもしっかりと栄養素が取れているかわからないものです。実際にしっかりと栄養をとっているだろうと思っている人でも健康診断等で不足しているものが明らかになってきます。

そんな食生活全般に関しての知識を学びたいという方におすすめな資格が「食生活アドバイザー」。

個人の食生活の改善はもちろん、この知識を活かして仕事で食に関するアドバイスをすることも可能です。

今回は、そんな食生活アドバイザーに関する資格情報やメリットをご紹介していきます。

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食生活アドバイザーとは?

食生活アドバイザーの資格は、他の資格と比べて取得しやすいためにいきなり2級の資格を取得する人も少なくないでしょう。

食生活アドバイザーの資格基本情報

食生活アドバイザーの資格は、他の資格と比べて1級試験がなく、2級・3級の資格となっています。

出題形式 3級:マークシート形式
2級:マークシート形式・記述問題
出題範囲 栄養と健康・食文化と食習慣・食品学・衛生管理・食マーケット・社会生活
試験時間 3級:90分
2級:90分
試験会場 札幌・仙台・さいたま・千葉・東京・横浜・新潟・金沢・静岡・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡
受験料 3級:5,000円
2級:7,500円(3・2級併願:12,500円)

試験時間も短いために資格取得しやすい試験と言えるでしょう。だいたい年に2回開催されており、心に余裕がある人であれば3級だけでなく、2級と併願で資格をとってもいいかも知れません。

年に2回の試験ですので、試験期間が空いてしまいます。

食生活アドバイザーの出題範囲は、上記の表に記載している6分野についてです。

栄養と健康」では、栄養や運動、食の関わりなど主に体のサポートについての知識が出題されます。また、「食文化と食生活」では日常生活においての料理の改善やメニューの工夫方法などです。

食品学・衛生管理」は食材探しの際に役に立つ栄養・アレルギー表示について読み解く知識などについて、「衛生管理」は食においての安全・衛生を守るための知識が問われます。

食マーケット」では、流通や外食、スーパーなどで販売している食品などの正しい選び方について、「社会生活」では、食に関わっていく中での法律や経済の基礎知識が出題されます。

この資格取得は、ビジネスにおいてではなく、「生活する中で蓄えておきたい」「趣味として資格を取得しておきたい」という方が非常に多く受験されています。

この資格を取得したからといって就活や転職がうまくいくというわけではありませんので、興味ある資格だと感じている方は取得してみてもいいかも知れません。

食生活アドバイザーの資格取得メリット

食品生活アドバイザーは、就職時に役立つこともありますが、多くは趣味で取得したいという受験者が多いです。

そのため、資格を取ったからといって独占業務を行えることもありませんし、就職や転職で有利になることは高くないと言えるでしょう。

ただ、日常生活で欠かせない「衣・食・住」の一つの要素である「食」全般の知識を学ぶことができ、永久的に取得し続けることができます。資格の中では一度取得しても条件によって消滅してしまうものもありますからね。

また、自らメニューを作成することで食生活の改善をすることができます。食生活アドバイザーは、栄養に関する知識も学ぶことができ、「どの栄養が足りていないか」「もう一品付け加えることで栄養を蓄えよう」など、アレンジするスキルが身につけます。

さらには、料理以外でも買い物でそのスキルを発揮することができます。食品のパッケージを見て、栄養素を把握することで楽しい買い物も実現することができますよ。

合格率は?

食生活アドバイザーの資格は、初心者にとっても比較的簡単な試験の一つです。調理師資格の土台として受けてみるのも話くるないでしょう。

食生活アドバイザーの合格率は3級が約60%〜70%2級が約40%と非常に高く、しっかりと対策をすれば取得できる資格です。

また、特に受験資格の制限がありませんので、誰でも受験することは可能です。

合格ラインは3級が60%(60/100点)2級も60%(74/123点)とそこまで高くないことがわかるでしょう。

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「食」に関するその他の資格

食生活アドバイザーの資格以外にも「食」に関する資格は数多く存在します。その他の資格を以下で説明していますので、参考にしてみてください。

調理師

調理師免許とは、名前の通り調理に関する専門知識に特化した資格です。調理だけでなく、食材や栄養などの食に関する知識全般が出題されます。

この資格を取得していれば、調理に関する知識の豊富さが証明されるために飲食店での活躍が期待でき、周りへの信頼度も非常にアップします。

調理師免許は2級や3級というものはありません。また合格ラインは60%になります。

管理栄養士

管理栄養士は、栄養指導や給食管理を行うなど栄養に関する専門知識を活用した厚生労働省が推奨する国家資格です。栄養に関する基礎から応用知識まで幅広く学ぶことができるほか、人体の構造や給食経営管理の知識まで習得できます。

管理栄養士になれば、アスリートの健康サポートができたり、小中高の学校で給食の援助ができたりと幅広く活躍できるのがこの資格の最大の魅力です。

管理栄養士の資格の合格ラインは全体の60%になります。

食育アドバイザー

食育アドバイザーとは、食育に関する知識や食の改善を行うスペシャリストとして活躍できる資格です。

家庭の栄養バランスを考えたメニューを作成したり、福祉や教育機関でスタッフとして働くことが可能です。また、セミナーの講師としても働く方も少なくありません。

食育アドバイザーは受験資格がなく、誰でも受験することが可能です。合格ラインは70%となっています。

食育インストラクター

NPO日本食育インストラクターが主催する食育インストラクターは、食育の基礎を土台に社会で指導者として活躍できる資格の一つです。

上記に説明した食育アドバイザーとの違いとしては、覚えなければならない知識が幅広いという点。そのために、キャリアとして積み上げていきたいという方は、食育インストラクターの資格がおすすめです。

合格ラインは、食育アドバイザーと同じく70%となります。

食育実践プランナー

一般社団法人日本味育協会認定の資格である食育プランナーは、食育全般に関する専門知識から指導を行ったり、食材の選び方をアドバイスしたりとさまざまなところで活躍できる資格です。

この資格を取得すれば、就職や転職でも有利に立つことができますし、ステップアップを実現させることが可能になります。

こちらの合格ラインは70%です。

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まとめ

今回は、食生活アドバイザーの資格に関する情報についてご紹介してきました。「食」に関する資格は今回紹介してきた以外にも数多く存在します。

食生活を改善したい方や就職活動を有利に進めたい方など、取得する目的はさまざまです。

食生活アドバイザーーに限らず、食に関して興味がある方はぜひ資格を取得してみてください。

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