日本政府が貯蓄から投資へと促す制度・政策を多々作っている昨今、株式投資を新しく始めた方は多いでしょう。
ただ、どの銘柄の株を買えば良いのか分からないと悩んでいませんか。
そこで今回は「株式投資の銘柄選定の方法」についてご参考までに紹介します。株式投資についての知識が浅い人、企業分析をする時間のない人、サラリーマンなどたまに投資アプリへログインする人向けの記事になります。
※本記事では、著者の株式投資の運用実績や経験をもとに、感じたこと、考えたこと、学んだことなどを共有していきます。利益を確約するものではありません。
銘柄選定の3つの条件
銘柄選定の方法に絶対はありません。いろんな手法や考え方があり、千差万別です。その中で著者は、3年間近くに渡り株式投資を実践してきた経験から、銘柄選定の方法として独自に3つの条件を確立しました。
感覚にはなりますが、この条件を確立してからは失敗することは格段に少なくなりました。その条件を紹介していきたいと思います。銘柄選定の方法は、次の3つの条件を満たしている銘柄を選定することです。
②当期純利益又は売上が過去5年で安定していること
③週足チャートと日足チャートどちらも底値に近い株価であること
以上の3つを全て満たしている銘柄を選定するのがポイントだと思います。
このような選定方法は、株式投資に対する知識の浅い初心者の方、株価を毎回チェックする余裕のないサラリーマンの方にとっておすすめの銘柄選定方法だと筆者は考えています。
たったの3つの条件を満たす銘柄を購入するだけです。それでは、3つの条件を詳しくみてみましょう。
大手株であること
一つ目の条件は、「大手企業の株を選ぶこと」です。なぜ大手株を選ぶことをお勧めするのかですが、理由は次の2つであると考えます。
- 安定しているから
- プレス発表の頻度が多いから
それでは2つの理由を詳しく解説しましょう。
安定しているから
大手企業の株価は定位置に戻る力が強いという特徴があります。
たとえ一度株価が下落したとしても、短期間(2〜3ヶ月)もあれば株価は元どおり復活しています。株価が上がったり下がったりを年中繰り返しており、平均すれば常に定位置にいるイメージを持っていただくとわかりやすいです。
従って、ずっと下がり続けたままということはほとんどありません。
そして、大手企業は少し悪材料があったとしても、その状況を跳ね返す力があります。
これは長年に渡り成功してきた企業だからといっていいでしょう。反発力がなければ、すぐ倒産してしまいます。実際に創業5年で6割の会社が倒産すると言われているんです。何十年と生存してきた大手企業は、逆境に打ち勝つ粘り強さがあります。倒産のリスクもほとんどありませんよね。経営者も優秀でしっかりしているので、常に財務諸表を改善する力があります。
そういったところから醸成された信頼と実績により、株価は維持されているのです。
プレス発表の頻度が多いから
大手企業は多くの部署・部門をもっています。多岐にわたる分野に関わる仕事をしています。
そのため、豊富なビジネスモデルから報道発表の回数も多くなり、ニュースで取り上げられやすいです。
大手企業は莫大なお金を持っており、常に未来に目を向けて投資や研究開発しているので、注目度は高く好材料として株価の上昇に直結します。
当期純利益または売上が過去5年で安定していること
二つ目の条件は、当期純利益又は売上が過去5年で安定していることです。
理由は「今後も成長が見込めるから」です。
もし3年前までは継続的に売上が伸びていたけど、ここ2年下がり傾向があるとすれば、その企業の成長性が乏しい、または将来性に課題があるのかもしれません。次の1年でV字回復する可能性は限りなく低いです。
時代を先取りできている会社は、常に結果を残します。
過去5年の業績が安定しているとこの先さらに成長する確率が高いことが多いでしょう。よって、下り調子の企業はもってのほかであり、絶えず成長し続けている会社を選ぶことが条件になります。
週足チャートと日足チャートどちらも底値に近い株価であること
三つ目の条件は、週足チャートと日足チャートどちらも底値に近い株価であることです。理由は、株価の安いときに買う方が得られる利益も大きいからです。
当たり前ですが、株価は上がったり下がったりします。どんなに注目されている銘柄でも、1日、数週間、1ヶ月を通して、常に大きく変動しています。
高騰する時もあれば、反対に下落する時もあります。高騰している時は売り注文がたくさん入ります。つまり、需要より供給の方が大きくなるため、下落するのです。

安いタイミング(底値)で買うことが何より株式投資で短期中期的に利益を出す鉄則です。
注目していた銘柄の株価が高騰した場合、すぐに気持ちを切り替えて諦めることが大事です。日足だけではいけません。必ず週足も確認しましょう。
なぜなら、ここ最近(数ヶ月)は株価が安いけど、過去5年でみるとかなり高いということが非常に多いからです。週足から見ても株価が割安であることを確認すれば、より確実性、安定性は上がります。
安く買った方が多くの利益が得られます。高いときに買えば損をする可能性が非常に高いです。
成長中の銘柄でも必ず安いタイミングはあります。日足と週足を確認しながら、底値付近の銘柄を探しましょう。
まとめ
今回は、銘柄の選定方法についてご紹介してきました。
たった3つの条件を満たすかどうかで判断すれば、成功する確率はかなり高まると考えます。とても堅実でローリスクな銘柄選定方法だと思っています。
②当期純利益又は売上が過去5年で安定していること
③週足チャートと日足チャートどちらも底値に近い株価であること
全く株式の勉強をする必要はありません。初心者や忙しいサラリーマン向けの投資方法です。気楽に時間をかけずに利益を得ることができます。
たくさんの銘柄を調査し、条件に当てはまるのかを検証し、購入する銘柄を決定する。この銘柄選定の方法サイクルを実践し続けることで、成功し続ける、勝ち続ける株式投資を体得することができます。
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